AI介護

介護AIツールおすすめ5選|記録・ケアプラン・見守りを効率化

介護AIツールとは

介護AIツールとは、人工知能(AI)を活用して介護現場の業務を効率化するサービスの総称です。介護記録の音声入力、ケアプランの自動作成、入居者の見守り、身体機能の分析など、さまざまな場面で活用されています。 厚生労働省の調査によると、介護現場では慢性的な人手不足が課題となっており、AIの導入による業務負担の軽減が期待されています。記録業務や書類作成にかかる時間を短縮することで、スタッフがケアに集中できる環境を整えることが目的です。 現在、多くの介護ソフトメーカーがAI機能を搭載したサービスを提供しており、施設の規模や目的に合わせて選べるようになっています。

介護AIツールの選び方

介護AIツールを選ぶ際に確認したい3つのポイントを紹介します。

導入目的に合ったAI機能で選ぶ

介護AIツールのAI機能は大きく3つに分類できます。介護記録の音声入力やテキスト自動生成を行う「記録AI」、利用者のデータに基づいてケアプランの原案を自動作成する「ケアプランAI」、センサーやカメラで入居者の状態を監視する「見守りAI」です。 自施設で最も時間がかかっている業務や、人手不足の影響を受けている領域を明確にし、そこに対応するAI機能を持つツールを選ぶことが重要です。複数のAI機能を統合的に提供するサービスもあるため、将来的な拡張性も考慮しましょう。

既存の介護ソフトとの連携性を確認する

介護AIツールは単体で使うよりも、既存の介護記録ソフトや請求システムと連携させることで効果を発揮します。データの二重入力が発生しないか、現在利用中のシステムとの互換性があるかを事前に確認しましょう。 たとえば、音声記録AIで入力したデータがそのまま介護記録ソフトに反映される連携が取れると、業務効率が大幅に向上します。IoT機器やナースコールとの連携に対応しているかも、施設規模に応じて確認すべきポイントです。

施設の規模とコストのバランスで選ぶ

介護AIツールの料金は、多くのサービスが個別見積もりとなっており、施設の規模や利用機能によって大きく異なります。初期費用・月額費用に加えて、研修費用やセンサー設置などの導入コストも含めて比較することが重要です。 大規模法人向けの統合システムは機能が充実していますが、小規模事業所にはオーバースペックになる場合もあります。まずは無料トライアルやデモを活用して、自施設の運用に合うかを確認してから導入を判断しましょう。

介護AIツールおすすめ5

ほのぼのNEXT

4.3

ほのぼのNEXTは、介護福祉ソフト分野で業界トップクラスのシェアを持ち、全国72,300以上の事業所で利用されている介護業務システムです。小規模から大規模まで、事業所の規模に合わせて柔軟に選べる構成が特徴です。 AIケアプランを標準搭載しており、利用者の状態に基づいたケアプランの自動生成を支援します。音声入力機能「ほのぼのVoice」やタブレット記録「Care Palette」など、周辺ツールも充実しています。 50社以上の企業と連携し、IoT機器やセンサーとの統合が可能。科学的介護情報システム(LIFE)にも対応しており、介護保険・障がい者総合支援法の両方に対応した包括的なソリューションです。

メリット

  • 業界トップクラスのシェアで全国72,300事業所が利用
  • AIケアプランを標準搭載
  • 音声入力・タブレット記録など周辺ツールが充実
  • 50社以上のIoT機器・センサーと連携可能
  • LIFE(科学的介護)に対応

デメリット

  • 料金は問い合わせが必要で公開されていない
  • 導入規模が大きく小規模事業所にはオーバースペックの場合がある
  • 操作習得に研修が必要な場合がある
C

CAREKARTE(ケアカルテ)

4.2

CAREKARTE(ケアカルテ)は、全国約21,000事業所で採用されている介護・障がい福祉向けの統合記録ソフトです。介護保険から総合支援まで幅広いサービスに対応し、記録・プラン・請求までの運営を一元管理できます。 音声入力ツール「ハナスト」との連携により、話すだけで介護記録をハンズフリーで入力可能。AIケアプランも標準搭載されており、利用者データに基づいてケアプランの作成を支援します。 タブレットやモバイル対応も充実しており、ナースコールとの連携や家族向けアプリ「ケアコネ」も提供。大規模法人から小規模事業所まで柔軟に導入できます。

メリット

  • 全国約21,000事業所の導入実績で信頼性が高い
  • 音声入力ツール「ハナスト」でハンズフリー記録が可能
  • AIケアプラン機能を標準搭載
  • 介護保険・障がい福祉・総合支援に幅広く対応
  • 家族向けアプリ「ケアコネ」で情報共有できる

デメリット

  • 料金は問い合わせが必要で公開されていない
  • 導入時の初期設定に時間がかかる場合がある
  • 多機能なため操作に慣れるまで時間がかかる

ワイズマン 介護ソフト

4.1

ワイズマンは、介護給付・予防給付・総合事業のすべてに対応した介護ソフトを提供しています。居宅介護支援から施設サービス、訪問・通所サービスまで、幅広い事業形態に対応するラインナップが特徴です。 AIケアプラン機能では、利用者のアセスメントデータに基づいてケアプランの原案を自動生成。音声記録AIによりスタッフが話すだけで介護記録を入力できるほか、リハビリ計画書作成支援AIも搭載しています。 科学的介護情報システム(LIFE)への対応やタブレットを活用したケア記録機能も備えており、介護現場のデジタル化を包括的に支援します。

メリット

  • AIケアプラン・音声記録AI・リハビリ計画書AIの3つのAI機能を搭載
  • 居宅・施設・訪問・通所など幅広い事業形態に対応
  • LIFE(科学的介護)にも対応
  • タブレットでのケア記録に対応
  • 介護給付・予防給付・総合事業すべてに対応

デメリット

  • 料金は問い合わせが必要で公開されていない
  • 導入・運用には研修コストがかかる
  • 小規模事業所には機能が多すぎる場合がある
C

CareWiz トルト

4.0
無料トライアルあり

CareWiz トルトは、スマートフォンで撮影した動画や音声をAIが分析し、高齢者の身体機能を可視化するサービスです。2022年度グッドデザイン賞を受賞しており、全国約800施設で導入されています。 5m歩行の動画を撮影するだけで歩行機能をAIが評価する「歩行分析AI」と、パタカ音声の録音で口腔機能を評価する「口腔分析AI」を搭載。測定から分析まで1人2〜3分で完了し、結果をグラフで経時比較できます。 デイサービスや介護老人保健施設、訪問リハビリ事業所などで活用されており、口腔機能向上加算の算定機会増加にも貢献します。

メリット

  • スマホだけで歩行・口腔機能をAI分析できる
  • 1人2〜3分で測定から分析まで完了
  • 結果をグラフで経時比較でき変化を可視化
  • 口腔機能向上加算の算定に活用できる
  • 全国約800施設の導入実績

デメリット

  • 料金は問い合わせが必要で公開されていない
  • Webアプリのため通信環境が必要
  • 介護記録との連携には別途設定が必要
L

LASHIC-care(ラシク)

4.0

LASHIC-care(ラシク)は、介護福祉施設向けのデジタル見守りシステムです。センサーとAIを組み合わせて、入居者の状態をリアルタイムで見守り、異常を検知した際にスタッフへ通知します。 温湿度・照度・活動量などの環境センサーと連携し、居室内の状態変化をAIが分析。転倒リスクや体調変化の兆候を早期に検知し、事故の予防につなげます。夜間の巡回業務の負担軽減にも効果があります。 導入施設ではスタッフの業務負担軽減と入居者の安全確保の両立を実現しており、介護現場のDXを支援するツールとして注目されています。

メリット

  • センサーとAIで入居者の状態をリアルタイム見守り
  • 転倒リスクや体調変化の兆候を早期検知
  • 夜間巡回の業務負担を軽減できる
  • 温湿度・照度・活動量など多角的にデータを収集
  • 既存のナースコールと連携可能

デメリット

  • 料金は問い合わせが必要で公開されていない
  • センサー設置の初期工事が必要
  • 在宅介護向けではなく施設専用

介護AIツールの活用場面

介護AIツールは具体的にどのような場面で活用されているのでしょうか。主な活用場面を3つ紹介します。

介護記録の音声入力で記録業務を時短

介護スタッフが最も負担を感じる業務の一つが記録業務です。音声認識AIを活用すれば、利用者のケア内容を話すだけでテキスト化され、そのまま介護記録として保存できます。 キーボード入力が苦手なスタッフでもスムーズに記録できるため、記録にかかる時間を大幅に短縮できます。空いた時間を直接的なケアに充てることで、サービスの質の向上にもつながります。

AIケアプラン作成で書類業務を効率化

ケアマネジャーにとってケアプランの作成は専門性と時間を要する重要な業務です。AIケアプラン機能を使えば、利用者のアセスメントデータに基づいてプランの原案を自動生成できます。 AIが提示した原案をベースに、ケアマネジャーが専門的な判断で修正・調整するという流れで、作成時間を短縮しながら質を担保できます。特に担当件数が多いケアマネジャーにとって、大きな負担軽減になります。

AI見守りシステムで入居者の安全を確保

入居型施設では、夜間の見守り業務がスタッフの大きな負担となっています。AI見守りシステムは、居室に設置したセンサーが入居者の活動量や環境データをリアルタイムで分析し、異常を検知した場合にスタッフへ通知します。 転倒や転落のリスクを早期に検知できるため、事故の予防に効果があります。夜間巡回の回数を減らしつつ、見守りの精度を高めることができ、スタッフの業務負担軽減と入居者の安全確保を両立できます。

介護AIツールの導入メリット・デメリット

介護AIツールの導入を検討する際に、メリットとデメリットの両面を把握しておくことが重要です。

介護AIツールの導入メリット

  • 記録・書類作成の時間を短縮し、ケアに集中できる時間が増える
  • 人手不足の中でもサービスの質を維持・向上できる
  • データに基づいた客観的なケアプラン作成が可能になる
  • 見守りの精度が向上し、事故リスクを低減できる
  • 科学的介護(LIFE)への対応がスムーズになる

介護AIツールの導入デメリット

  • 導入費用が高額になる場合があり、費用対効果の見極めが必要
  • ITリテラシーが低いスタッフには研修・サポートが必要
  • AIに依存しすぎるとスタッフの判断力が低下するリスクがある
  • 個人情報を扱うためセキュリティ対策が必須
  • 通信環境やIT基盤の整備が前提となる

介護AIツールに関するよくある質問

介護AIツールの導入費用はどのくらいですか?

多くのサービスが個別見積もりのため、施設の規模や利用する機能によって異なります。見守りセンサーの場合は初期費用に設置工事費が含まれることもあるため、月額費用だけでなくトータルコストで比較することをおすすめします。

小規模な事業所でも介護AIツールは導入できますか?

導入可能です。CareWiz トルトのようにスマートフォンだけで利用できるサービスもあり、大規模なIT基盤がなくても始められます。まずは無料トライアルやデモで自施設に合うか確認してから検討するのがおすすめです。

AIが作成したケアプランはそのまま使えますか?

AIが作成するのはケアプランの原案であり、そのまま確定させるものではありません。ケアマネジャーが専門的な視点で内容を確認・修正したうえで利用します。作成にかかる時間を短縮しつつ、質は専門職が担保する形です。

介護AIツールの導入に補助金は使えますか?

ICT導入支援事業やIT導入補助金など、自治体や国の補助金制度が活用できる場合があります。対象となるサービスや申請条件は年度によって変わるため、導入前に最新の情報を確認しましょう。

介護AIツールのまとめ

介護AIツールは、記録業務の音声入力、ケアプランの自動作成、入居者の見守りなど、介護現場の業務効率化を支援するサービスです。人手不足が深刻化する介護業界において、AIの活用はスタッフの負担軽減とサービスの質の維持に欠かせない選択肢になりつつあります。 導入の際は、自施設の課題に合ったAI機能を持つサービスを選び、既存システムとの連携性やコストバランスを確認することが重要です。無料トライアルやデモを活用して、現場のスタッフが実際に使いやすいかどうかを確認してから導入を判断しましょう。