法務AIツールおすすめ6選|契約書レビューから法務相談まで比較
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法務AIツールおすすめ6選|契約書レビューから法務相談まで比較

法務AIツールとは

法務AIツールの概念を示すイラスト
法務AIツールとは、人工知能を活用して企業の法務業務を効率化するサービスの総称です。契約書のAIレビューだけでなく、法務相談への一次対応、リーガルリサーチ、契約ライフサイクル管理、法務ナレッジの蓄積・共有など、法務部門の幅広い業務をカバーします。 近年は法務省が「ビジネス分野におけるAI等法務業務支援サービス」に関するガイドラインを公表するなど、法務領域でのAI活用が本格化しています。弁護士監修のAIや自社基準を学習する機能を持つツールも増え、精度と実用性が向上しています。
この記事では、法務業務全般をAIで効率化できるツール6選を、機能・料金・対象企業規模で比較します。契約書レビューに特化したツールをお探しの方は、別記事「契約書AIレビューツールおすすめ6選」もあわせてご覧ください。

法務AIツールの選び方

法務AIツールは製品ごとに対応する業務範囲や機能が大きく異なります。以下の3つのポイントを押さえて、自社の法務課題に合ったツールを選びましょう。

対応する法務業務の範囲で選ぶ

法務AIの対応範囲を示すイラスト
法務AIツールが対応する業務範囲は、製品によって大きく異なります。契約書レビューに加えて法務相談AIやマターマネジメント機能を備えたLegalOn Cloudのような総合型から、AILEXのように法律相談チャットやファクトチェック機能に特化したツールまでさまざまです。 自社の法務部門が抱える課題を整理し、契約書レビューだけで十分なのか、法務相談や契約管理まで一元化したいのかを明確にしてから選ぶと、導入後のミスマッチを防げます。法務部門を持たない中小企業であれば、弁護士チャット相談が含まれるLegalBaseのようなサービスも選択肢になります。

企業規模と料金体系を確認する

法務AIツールの料金体系を比較するイラスト
法務AIツールの料金体系は、月額定額制と個別見積もりの2パターンに分かれます。LegalBaseは月額5,500円から利用でき中小企業でも導入しやすい一方、LegalOn CloudやMNTSQは大企業向けに個別見積もりが必要です。 OLGAは月額75,000円からと料金が公開されているため、予算の検討がしやすい点があります。AILEXは無料プランから始められるため、まず試してから有料プランに移行する使い方もできます。自社の従業員規模と予算に合った料金体系のツールを選びましょう。

セキュリティと非弁行為リスクへの対応を確認する

法務AIのセキュリティ対策を示すイラスト
法務AIツールでは機密性の高い契約情報を扱うため、セキュリティ体制の確認が重要です。AIに入力したデータが学習に利用されないか、個人情報の保護はどう担保されているかを事前に確認しましょう。AILEXのように個人情報を自動匿名化してからAI処理を行うサービスもあります。 また、弁護士法72条に定められた「非弁行為」との関係にも注意が必要です。AIが法的判断を行うのではなく、弁護士監修のチェックリストに基づくリスク検知や、あくまで支援ツールとしての位置づけを明確にしているサービスを選ぶと安心です。LegalOn CloudやMNTSQは弁護士監修体制を整えています。

法務AIツールおすすめ6

サービス名対応契約書タイプ主な機能対応言語対象企業規模弁護士監修対応言語Word連携弁護士監修自社基準カスタマイズ無料プラン無料トライアル
LegalOn CloudのアイコンLegalOn Cloud
NDA・業務委託・売買・賃貸借・ライセンスなど幅広く対応契約書AIレビュー、法務AIエージェント、マターマネジメント、契約管理、電子署名日本語・英語・中国語中堅〜大企業日本語、英語、中国語×
MNTSQのアイコンMNTSQ
NDA・業務委託・売買・ライセンスなど幅広く対応契約書AIレビュー、自社ナレッジ学習、契約ライフサイクル管理(CLM)日本語・英語大企業日本語、英語×
OLGAのアイコンOLGA
NDA・業務委託・売買・秘密保持など幅広く対応契約書AIレビュー、文書比較、表記ゆれ検知、契約管理日本語・英語中堅〜大企業日本語、英語×
LegalBaseのアイコンLegalBase
1,000種以上の契約書タイプに対応AI契約書レビュー、弁護士チャット相談、反社チェック、テンプレート日本語個人事業主〜中小企業日本語×××
HubbleのアイコンHubble
-AI契約情報抽出、バージョン管理、差分検出、契約管理、ナレッジ検索-中小〜大企業-日本語、英語-×-×-
AILEXのアイコンAILEX
-AI法律相談チャット、AI文書生成、AIファクトチェック、契約書レビュー、案件管理-中小企業・法律事務所-日本語-×--
LegalOn Cloudのアイコン

LegalOn Cloud

4.3
無料トライアルあり
プラン料金内容
LegalOn Cloud-AIレビュー、リスク検知、修正提案、契約管理、電子署名、Word連携、多言語対応。料金は要問い合わせ。

LegalOn Cloudは、弁護士の知見とAIを組み合わせた法務プラットフォームです。契約書のAIレビュー、リスク検知、修正提案、契約管理までを一気通貫で提供し、導入企業は9,000社以上にのぼります。 弁護士監修のチェックリストに基づき、不利な条項や欠落条項をAIが瞬時に洗い出す点が特徴です。Microsoft Word上で直接レビューできる連携機能や、英語・中国語など多言語の契約書にも対応しており、グローバル企業の法務業務にも対応できます。

メリット

  • 弁護士監修の高精度なAIレビュー
  • Word連携で既存のワークフローを維持できる
  • 英語・中国語など多言語の契約書に対応
  • 契約管理・電子署名まで一元化できる
  • 導入企業9,000社以上の実績

デメリット

  • 料金が公開されておらず問い合わせが必要
  • 中小企業には機能過多になる可能性がある
  • 導入までに時間がかかる場合がある
対応契約書タイプNDA・業務委託・売買・賃貸借・ライセンスなど幅広く対応
主な機能契約書AIレビュー、法務AIエージェント、マターマネジメント、契約管理、電子署名
対応言語日本語・英語・中国語
対象企業規模中堅〜大企業
弁護士監修
対応言語日本語、英語、中国語
Word連携
弁護士監修
自社基準カスタマイズ
無料プラン×
無料トライアル
MNTSQのアイコン

MNTSQ

4.1
無料トライアルあり
プラン料金内容
MNTSQ-AIレビュー、自社ナレッジ学習、契約ライフサイクル管理(CLM)、Word連携。料金は個別見積もり。

MNTSQ(モンテスキュー)は、自社のナレッジを学習するAI契約書レビューと契約ライフサイクル管理(CLM)を提供するリーガルテックサービスです。長島・大野・常松法律事務所の監修のもと開発されており、国内トップクラスの法律事務所の知見がベースとなっています。 Microsoft Word上で直接動作し、自社の過去の契約データを学習させることで、企業固有の審査基準を反映したAIレビューが可能です。契約の作成からレビュー、管理まで一連のライフサイクルをカバーする点が強みです。

メリット

  • 長島・大野・常松法律事務所の監修で信頼性が高い
  • 自社ナレッジを学習するAIで企業固有のレビューが可能
  • Word上で直接動作するため操作がシンプル
  • 契約ライフサイクル全体をカバー
  • 大企業の導入実績が豊富

デメリット

  • 料金が個別見積もりで高額になりやすい
  • 中小企業にはオーバースペックの可能性がある
  • 導入・初期設定に時間がかかる
対応契約書タイプNDA・業務委託・売買・ライセンスなど幅広く対応
主な機能契約書AIレビュー、自社ナレッジ学習、契約ライフサイクル管理(CLM)
対応言語日本語・英語
対象企業規模大企業
弁護士監修
対応言語日本語、英語
Word連携
弁護士監修
自社基準カスタマイズ
無料プラン×
無料トライアル
OLGAのアイコン

OLGA

4.0
無料トライアルあり
プラン料金内容
OLGA
75,000/月
AIレビュー、文書比較、表記ゆれ検知、条番号チェック、契約管理、Salesforce・CloudSign連携。月額75,000円〜(税別)。

OLGAは、GVA TECH株式会社が提供するAI契約書レビュー支援ツールです。自社基準と弁護士監修の一般基準の両方でAIレビューが可能で、契約書のレビューから管理までを「法務OS」として一元化できます。 Word・PDFの文書比較機能やOCR対応、表記ゆれ・条番号ずれの自動検知など、実務に即した機能が充実しています。Salesforce・CloudSign連携にも対応しており、既存の業務フローに組み込みやすい点が特徴です。

メリット

  • 自社基準と一般基準の両方でAIレビューが可能
  • Word・PDFの文書比較機能が便利
  • 表記ゆれ・条番号ずれの自動検知ができる
  • Salesforce・CloudSign連携に対応
  • 契約レビューから管理まで一元化できる

デメリット

  • 料金が月額75,000円~と高め
  • 導入には個別見積もりが必要
  • 小規模企業にはコストが合わない可能性がある
対応契約書タイプNDA・業務委託・売買・秘密保持など幅広く対応
主な機能契約書AIレビュー、文書比較、表記ゆれ検知、契約管理
対応言語日本語・英語
対象企業規模中堅〜大企業
弁護士監修
対応言語日本語、英語
Word連携
弁護士監修
自社基準カスタマイズ
無料プラン×
無料トライアル
LegalBaseのアイコン

LegalBase

4.1
無料トライアルあり
プラン料金内容
個人事業主プラン
5,500/月
AIレビュー無制限、弁護士チャット相談、反社チェック、テンプレート利用。税込。
10名以下プラン
11,000/月
従業員10名以下の企業向け。全機能利用可能。税込。
10〜100名プラン
22,000/月
従業員10〜100名の企業向け。全機能利用可能。税込。
100〜300名プラン
55,000/月
従業員100〜300名の企業向け。全機能利用可能。税込。

LegalBaseは、AI契約書レビュー・弁護士チャット相談・反社チェックを月額定額で利用できる法務支援サービスです。独自開発の法務特化型AI「LEGIEW」が契約書の抜け漏れやリスクを自動検出し、1,000種以上の契約書テンプレートも利用できます。 月額5,500円(税込・個人事業主向け)から利用でき、AI契約書レビューに加えて弁護士へのチャット相談が含まれている点が特徴です。法務部門を持たない中小企業やスタートアップでも手軽に導入できます。

メリット

  • 月額5,500円~と手頃な価格で始められる
  • AIレビューに加えて弁護士チャット相談がつく
  • 1,000種以上の契約書テンプレートが使える
  • 反社チェック機能も利用無制限
  • 初期費用・追加費用なしの定額制

デメリット

  • 英語契約書の対応が限定的
  • 大企業向けの高度なカスタマイズ機能は少ない
  • Word連携機能がない
対応契約書タイプ1,000種以上の契約書タイプに対応
主な機能AI契約書レビュー、弁護士チャット相談、反社チェック、テンプレート
対応言語日本語
対象企業規模個人事業主〜中小企業
弁護士監修
対応言語日本語
Word連携×
弁護士監修
自社基準カスタマイズ×
無料プラン×
無料トライアル
Hubbleのアイコン

Hubble

4.0
無料トライアルあり
プラン料金内容
Hubble-AI契約情報抽出、バージョン管理、差分検出、契約管理台帳、ナレッジ検索、Slack連携、更新期限通知。料金は要問い合わせ。

Hubbleは、契約書の案件申請から作成、レビュー、承認、管理までを一気通貫で対応するAI契約業務・管理クラウドサービスです。バージョン管理と自動差分検出、更新期限の自動通知など、契約業務のワークフローを効率化します。 契約書アップロード時にAIが契約相手方名や自動更新の有無などの情報を自動抽出し、管理台帳を自動作成する点が特徴です。蓄積した契約データの横断検索でナレッジを資産化でき、Slack連携による依頼の一元管理にも対応しています。

メリット

  • 契約書のバージョン管理と自動差分検出が便利
  • AIが契約情報を自動抽出して台帳を作成
  • 蓄積データの横断検索でナレッジを資産化できる
  • Slack連携で依頼を一元管理できる
  • ISO 27001・電子帳簿保存法に対応

デメリット

  • 料金が公開されておらず問い合わせが必要
  • 契約書レビュー専用のAI機能は搭載されていない
  • 小規模企業には機能過多になる可能性がある
主な機能AI契約情報抽出、バージョン管理、差分検出、契約管理、ナレッジ検索
対象企業規模中小〜大企業
対応言語日本語、英語
弁護士監修×
無料プラン×
プラン料金内容
Free無料AI法律相談チャット、AI文書生成、AIファクトチェックの基本機能が利用可能。

AILEX(エーアイレックス)は、法律事務所・企業法務向けのAI法務プラットフォームです。27種類の法務文書テンプレートによるAI文書生成、AI法律相談チャット、AIファクトチェック、契約書レビューなど法務業務全般をカバーする「AI法務OS」として提供されています。 個人情報を自動匿名化(PII自動マスキング)してからAI処理を行う機能を備えており、守秘義務への配慮が特徴です。案件管理や利益相反チェック、AI-OCR機能も搭載しており、無料プランから利用を開始できます。

メリット

  • AI法律相談チャットで気軽に法務相談ができる
  • 27種類の法務文書テンプレートでAI文書生成が可能
  • 個人情報の自動匿名化で守秘義務に配慮
  • AIファクトチェック機能で出典付きの確認ができる
  • 無料プランから利用開始できる

デメリット

  • 比較的新しいサービスで導入実績が限定的
  • 大企業向けの高度なカスタマイズ機能は少ない
  • 料金プランの詳細が公開されていない
主な機能AI法律相談チャット、AI文書生成、AIファクトチェック、契約書レビュー、案件管理
対象企業規模中小企業・法律事務所
対応言語日本語
弁護士監修×
無料プラン

法務AIツールと契約書AIレビューツールの違い

法務AIツールと契約書レビューツールの違いを示すイラスト
法務AIツールと契約書AIレビューツールは混同されやすいですが、カバーする業務範囲が異なります。契約書AIレビューツールは契約書のリスク検知・修正提案に特化しているのに対し、法務AIツールは契約書レビューを含む法務業務全般をカバーします。 具体的には、法務AIツールが対応する業務には以下のようなものがあります。
  • 契約書のAIレビュー・リスク検知
  • 法務相談の一次対応(AIチャット)
  • 契約ライフサイクル管理(作成・承認・更新・期限管理)
  • リーガルリサーチ・法令検索
  • 法務ナレッジの蓄積・検索・共有
  • 反社チェック・コンプライアンス対応
契約書のチェック機能だけを求めている場合は、契約書AIレビューツールで十分です。一方で、法務部門全体の業務効率化や属人化の解消を目指す場合は、より広い機能を持つ法務AIツールの導入を検討するのがよいでしょう。

法務AIツールに関するよくある質問

法務AIツールは弁護士の代わりになりますか?

現時点では完全な代替は難しいです。法務AIツールは定型業務の効率化やリスクの一次検知に優れていますが、個別事情を踏まえた法的判断や交渉戦略の立案は弁護士の領域です。AIで一次対応を効率化し、重要な判断は弁護士に依頼する使い分けが効果的です。

法務AIツールに契約書データを入力しても安全ですか?

多くの法務AIツールは、入力データをAIの学習に利用しない方針を明示しています。AILEXのように個人情報を自動匿名化する機能を持つサービスもあります。導入前にセキュリティポリシーとデータの取り扱い方針を確認することをおすすめします。

法務部門がない中小企業でも導入できますか?

導入できます。LegalBaseは月額5,500円から利用でき、AIレビューに加えて弁護士へのチャット相談も含まれています。AILEXも無料プランがあるため、法務部門を持たない企業でも手軽に法務AIを活用できます。

法務AIツールの利用は非弁行為にあたりますか?

主要な法務AIツールは非弁行為に該当しないよう設計されています。AIが独自に法的判断を下すのではなく、弁護士監修の基準に基づくリスク検知や支援ツールとして位置づけられています。ただし、AIの検知結果を最終判断とせず、重要な契約は弁護士に確認することが推奨されます。

法務AIツールのまとめ

法務AIツールは、契約書レビューから法務相談、契約管理、ナレッジ共有まで、法務部門の業務全般を効率化するサービスです。大企業向けの高機能なLegalOn CloudやMNTSQから、中小企業でも手軽に導入できるLegalBaseやAILEXまで、企業規模や予算に応じた選択肢があります。 まずは無料トライアルや無料プランを活用して、自社の法務課題に合ったツールを試してみることをおすすめします。